13 August 2008

Deutsch Amerikanische Freundschaft - Produkt Der Deutsch Amerikanische Freundschaft [LP/ATA TAK WR01 1979 GER]

Deutsch Amerikanische Freundschaft(ドイッチェ・アメリカニシェ・フロイントシャフト=独米友好)は、1978年にRobert Görl (drums)、Gabi Delgado Lopez (text, vocals)、Wolfgang Spelmans (gaiter)を中心に当時、西ドイツのデュッセルドルフで結成される。このアルバムはAta Takレーベルから1979年発表の1stアルバム。だがこの頃の初期段階のD.A.F.は英国のMute Recordsから2ndアルバム「Die Kleinen Und Die Bösen」を発表するまではメンバーが固定しておらず、セッション的音楽工房であった。Der PlanのPyrolater(ピロレイター)やZensor Records (ツェンゾオ・レコーズ)主宰のFrieder Butzmannも元D.A.F.の一員だ。このアルバムだが1stアルバムではあるが、Gabiのヴォーカルは入ってないし、曲の構成もほとんどなくフリー・ジャズ・セッションの様な演奏で短い曲がフェイドイン~フェイドアウトで連続する曲はタイトル無しの22曲でほとんどデモ・テープのような粗っぽさ。ほとんどスタジオライブ的サウンドではあるがかなり迫力と異様な緊張感がある。ノイジーなシンセやベース、リズムが詰んのめり気味のGörl のドラム、そしてSpelmansの発狂のノイジーなギターが絡んでと、かなりキレていて初期のD.A.F.はパンクバンドだったんだなと感じさせる実験的かつバイオレントな一枚。ただ後期('81-'82)の2人組のボディ・ミュージック3部作の頃のD.A.F.が好きな人にはあまり薦められないが彼らの歴史を知る意味では重要な作品。機械の上で踊るバレリーナと黄色でまとめたジャケットが前衛的でカッコイイ。


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