19 April 2013

Esplendor Geométrico - EG 01 [MC/Datenverarbeitung data0011 1982 GER]

Esplendor Geométrico(エスプレンドール・ゲオメトリコ)(以下E.G)は1980年9月スペインのマドリッドで結成された。初期のメンバーはArturo Lanz(アルツロ・ランツ)、Gabriel Riaza(ガブリエル・リアサ)、Juan Calos Sastre(ファン・カルロス・サストレ)の3人。彼らはもともとDEVOに影響を受けたというテクノ・バンドEl Aviador Droのメンバーであったが音楽的見解の違いから分裂してE.Gの結成となった。因みにグループ名Esplendor Geométricoとは(幾何学的なきらめき)はイタリアの未来派詩人F.T.マリネッティのエッセイ「幾何学的および機械的輝きと数的感受性」から取られている。伝説的と言われた彼らだがその所以は当時スペインで最初のインダストリアルバンドであり、インディペンデント・バンドであったからだ。E.Gの最初のレコードリリースは1981年、7''Singleをスペイン国内のみでリリース。そして、このカセット「EG1」は81年9月にスペイン国内で300本限定リリースされた作品の再発で1982年旧西ドイツのDataよりリリースされたが、この作品で一躍、国際的インダストリアルシーンにE.Gの知名度を獲得したエポックメイキング的作品。さて、音の方は腐食したボロボロの金属ビートの反復が延々と続き、そこに様々なノイズが絡みつくぶっ壊れたテクノイズサウンド。まるで古いポンコツの機械が暴れだしている様なノイズだ。ただ、ノイジーではあるがリズミックなサウンドなので聴くには苦にならないし、最後まで聴き通せる。この「EG1」は2000年に彼らのレーベルGeometrikからオリジナルの9曲に加え、ボーナストラックで未発表曲を3曲、デモ曲を3曲追加した「EG-1+」としてCDで再発された。現在も現役の彼らはアルバムリリースもコンスタントにしている。後のAphex TwinやAutechre、Pansonicなどメジャーなテクノアーティストに多大な影響与えた重要なグループだ。


《Track List》
A1.Muerte A Escala Industrial
A2.Neuridina
A3.El Cabecilla Del Vaticano
A4.La Ciudad De Los Heroes Rojos
A5.Amor En Mauthaussen
B1.Paedophile Information Exchange
B2.Destrozaron Sus Ovarios
B3.Quince Años Tiene Mi Amor
B4.Maria Luisa


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