11 April 2013

Liaisons Dangereuses ‎– Liaisons Dangereuses [LP/TIS 66.22 433-01 1981 GER ⇒ Reissue CD/Hit Thing CD005 2002 GER]

Liaisons Dangereruses(リエゾン・ダンジェルーズ)は1981年、元D.A.F.のElectronics担当だったChrislo Hassと元ManiaD、Mararia!のBeate Bartel、後にボーカルとしてKrishna Goineauが加わり結成されたハードエレクトロニクスユニット。ユニット名はフランスの小説「Liaisons Dangereruses=危険な関係」から取られた。このアルバムはConny plankスタジオで録音され1981年に発表された唯一のアルバム。このアルバムが発表された当時、分裂したD.A.F.がVirginから発表されたボディ・ミュージックの3部作が好調だった為か、余りに先鋭的過ぎたのかアルバムの評価はいまひとつでD.A.Fのようにブレイクせず、まもなく活動停止。アルバムも廃盤となっていた。そして長らく廃盤だったがデトロイトテクノ勢などの再評価を受け2002年にCDが再発された。さて、音の方だが、さすが元D.A.F.でElectronicsを担当していただけに、D.A.F.の2ndアルバムで展開された異様で変態的なシンセベースに、生ドラムを使わずすべて打ち込みによる無機的で硬質なビート、SEの入れ方もヒネクレていて面白いし、またボーカルやコーラスもクセのある音に負けず変態っぽくてかなりヤバイ。曲調はEBM風あり、Industrial風あり、縦ノリD.A.F.風とバラエティに富んでおり飽きさせない構成になっていて、シングルになった名盤「Los Niños Del Parque 」も収録されている。1981年発表とはにわかに信じ難い驚異の作品。ただ残念ながら、中心人物だったChris Hassは2004年にベルリンで肺癌にて他界されている。


《Track List》
1.Mystère Dans Le Brouillard
2.Los Niños Del Parque
3.Etre Assis Ou Danser
4.Apéritif De La Mort
5.Kess Kill Fê Show
6.Peut Etre...Pas
7.Avant Après Mars
8.I Macho Y La Nena
9.Dupont
10.Liaisons Dangereuses


No comments: